株式市況
 





CME日経平均のチャート
  ただ販売職の派遣は伸び悩みました。 携帯電話の番号継続制度導入などに伴う特需を見込みましたが、スタッフを想定通り獲得できませんでした。 旺盛な需要に対応しきれず、全体の売り上げは計画を下回りました。  売上高は予想を約47億円下回り、13%増の2312億円。全体の約9割を占める派遣事業の売上高は1割強伸びました。 金融や製造業を中心に引き合いが増えたことで、事務職の派遣が好調でした。 月平均の派遣人数は約1割増え、派遣スタッフの需給逼迫(ひっぱく)で派遣単価も上昇傾向にあります。  人材派遣大手のパソナは11日、2007年5月期の連結経常利益が前の期比12%増の88億円になりましたと発表しました。 従来予想は91億5000万円です。景気拡大で派遣需要は堅調でした。 しかし、人材募集費を増やしたり福利厚生を拡充したりしたため、売上高販管費率が計画より0.1ポイント上昇しました。 年間配当は予想を据え置き、前の期より200円多い2000円とします。 CME日経平均225先物のチャートで寄り付きの強さを予想します。

  経常利益は62%減の14億8500万円でした。 商品数を拡大した影響を受けて、値引き販売が増加。売上総利益率は3ポイント低下して51%になりました。 新ブランドの立ち上げや米国本社移転の費用などがかさみ、販管費は43%増えました。  売上高は前年同期比29%増の461億円。05年11月に買収しました独子会社の業績が通期で寄与します。 積極的に新規出店したため米国での売上高は32%増えました。国内の既存店は6%減でした。  婦人服販売のリンク・セオリー・ホールディングスが11日発表しました2006年9月〜07年5月期の連結業績は、最終損益が42億2000万円の赤字(前年同期は21億800万円の黒字)でした。 値引き販売の増加で売上総利益率が低下しました。 独子会社の収益低迷で、買収時ののれん代を特別損失として計上しました。

NYダウとナスダックの動き
NYダウ ナスダック
  売上高は4%減の95億9900万円でした。 ガンダムの映画公開が終了したため、キャラクター商品の売れ行きが低下し、好採算の版権収入が減少しました。 キャラクターを使った大型キャンペーンの案件がなかったことが要因です。  アニメ企画制作の創通が11日発表しました2006年9月〜07年5月期の連結業績は、経常利益が前年同期比9%減の12億1500万円でした。 制作に出資しましたアニメ作品の減価償却費が増えましたほか、就職情報を提供する子会社の人件費が膨らみました。 07年8月期末の配当は前期比1000円増の5000円とします。従来予想は4000円でした。

  これまでも、家電販売業界は激しい競争で企業の買収や合併が繰り返されてきました。 ヤマダの都心部進出が更なる業界再編の引き金になる可能性もありそうです。  一方、大小5店を構える「おひざ元」池袋に攻め込まれてしまったビックカメラは、本店や東口総合館など周辺の店を6月末までに大幅に改装しています。 ポイント還元率も最大30%に引き上げるなど、正面から迎え撃ちます。今後は激しい安売り競争が予想されます。  特に東京都内での遅れが目立ち、家電販売業界におけるシェアは20%を超えますが、都内では6%に過ぎません。 池袋を皮切りに、いよいよ渋谷区への出店を計画し、新宿区進出も検討するなど、攻勢を強める構えとなっています。

  しかし、ヤマダは更なる成長のために都心部での出店を積極化しており、昨年以降、大阪市難波と仙台市に駅前大型店を開業しています。 難波では近隣店との値引き競争に発展し、関西最大級の激戦区になりました。 山田社長は「今後は年3店程度、大都市の駅前に出店します」との方針を示しています。  家電販売業界で1位のヤマダと2位のエディオンは、これまで郊外型店舗を中心に展開しています。 一方、ビックカメラやヨドバシカメラは都心部の駅前店が中心で、一定の住み分けができていました。  LABI池袋は地上8階地下2階建てで、売り場面積は約3500平方メートルもあります。 生活家電やAV(音響・映像)機器をはじめ、ブランドバッグなども扱います。 オープンでは、格安の限定商品を多数用意。  家電量販店最大手のヤマダ電機は、JR池袋駅(東京都豊島区)前に、同社初となる東京都心の駅前大型店「LABI池袋」を開業します。 ビックカメラ本店のわずか2軒隣です。 これまでは郊外型店舗の積極展開で急成長してきましたヤマダは、都心部で出店攻勢をかける姿勢を鮮明にしており、業界の更なる競争激化が予想されます。

   リオ・ティントはロスチャイルド家が創業、ダイヤモンド、金、銅のほか、希少金属チタンなどを生産しています。  アルキャンをめぐっては、米アルミ大手アルコアや豪資源大手BHPビリトンなどが関心を示しているため、買収合戦に展開する可能性もあります。 英豪系の資源大手リオ・ティントは、カナダのアルミ大手アルキャンを総額381億ドル(約4兆6500億円)で買収することで合意しました。 両社のアルミ年間生産量は06年の合計で430万トンに上り、実現すれば、世界最大のアルミ生産会社になります。 CME日経平均225先物のチャートです。

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