株式市況
 





CME日経平均のチャート
  名古屋、豊田PBOは現在、会員が計2万4000人います。 運用資産を計約220億円純増させました。同行は愛知県内だけで今後3年間に32万人が定年退職者し、資産は計5兆円に上ると試算されます。 法人オーナーや開業医などの現役富裕層だけでなく、退職しました団塊世代もPBOの対象と位置付け、今後も各地で増やしていく方針です。  名古屋市中村区名駅3の大東海ビル3階に開設される新名古屋駅前PBOは、県内で同市中区栄の名古屋PBO(開設06年5月)、豊田市の豊田PBO(同12月)に次ぎ3カ所目です。 全国では10カ所目のPBOとなります。 新名古屋駅前支店に口座を持ち、預け入れ資産が数千万円の顧客5400人の会員専用で、資産運用の相談を中心にあらゆるサービスを提供します。  三菱東京UFJ銀行は10日、名古屋駅前に11日開業する富裕層の個人客を対象としました「プライベート・バンキング・オフィス(PBO)」を報道陣に公開しました。 近未来を感じさせるオレンジ系の調度で統一されています。

  東工取は貴金属や石油、天然ゴムなどを扱い、国内シェアトップですが、06年の出来高は6300万枚で、03年より約30%減少しました。 この間、世界の商品先物市場ランキングでも2位から6位に転落しており、投資家の利便性向上などを通じて国際競争力の強化が求められています。  東工取は商品取引業者や商社など約100団体で作る会員組織です。 現在、欧米の商品取引所で主流となっている24時間取引に対応可能な新システムの導入を検討しており、約50億円の開発コストは株式会社化後の増資などで調達する方針です。  東京工業品取引所(東工取)は10日、臨時総会を開き、株式会社に移行することを決定しました。 来年度に予定する新電子システム導入に向け資金調達手段を多様化するほか、意思決定を迅速化して国内外の商品先物市場と提携を進め、国際競争力の強化につなげるのが狙いのようです。 国内の商品取引所が株式会社化するのは初めてです。

NYダウとナスダックの動き
NYダウ ナスダック
  スズキは83年に政府と合弁で「マルチ・ウドヨグ」を設立(現在は政府保有株は民間に放出)し、インド北部に工場を建設しました。 現在は2工場で「アルト」や「ワゴンR」などの小型車を生産し、リードしてきました。 後続メーカーの参入で一時7割を超えていましたシェアは低下しましたが、06年度の販売台数は約63万5000台と過去最高を更新しました。 5月には同国での最上級モデル「SX4セダン」(1600CC)の販売を始めました。富裕な購入層の獲得を目指します。  日産もカルロス・ゴーン社長が6月に3000ドル(約37万円)程度の低価格車の現地生産に向けて市場調査に入っていることを明らかにしました。 日産は仏ルノー、インドの中堅財閥と3社合弁で工場を建設し、09年にSUV(スポーツタイプ多目的車)も生産する予定です。 トヨタ自動車もインドなど新興国向けの低価格車を開発中です。

  インドの自動車販売台数は、乗用車とトラックを合わせ01年に85万台でしたが、06年に約173万3000台と急伸しました。 ただ、1人当たりの国民総所得(04年)が日本の50分の1で、1000CC程度の小型車が販売の主流です。  ホンダは今月2日、約276億円を投じインド北西部に同国2番目の組み立て工場を着工しました。 これまで高級車に当たる「アコード」「シビック」が中心でしたが、需要の大きい排気量1200CC程度の小型車を生産します。 2010年に2工場合計の生産能力を年15万台に引き上げます。  中国に続く巨大な新興国「インド」の乗用車市場に向けた日本メーカーの投資が加速しています。 スズキは、現地合弁子会社がインドの乗用車販売台数で5割強と圧倒的なシェアを持っていますが、5月に上級車を追加して発売しました。 これに挑むホンダや日産自動車もインドでの新工場建設計画を相次いで発表するなど、積極的な動きをみせています。

  国土交通省航空企画調査室は「LCCが入ってくることで航空需要の掘り起こしができます。 アジアの他のLCCも日本に関心を持っており、遠くない将来に新規参入があるでしょう」と話しています。  ただ、LCCは運賃などの自由化を追い風に世界的に台頭。ある外国航空会社は「運賃に敏感な利用客が多いレジャー路線では将来、大幅にシェアを伸ばすはず」と警戒します。  このためJTB中部広報室は「個人旅行でありませメリットはあります」といいます。 ただしツアーの場合は、機内食など込みで売り出すので料金はそれほど変わりません。  特徴は「サービスは必要な人に必要なだけ」という「ノンフリルサービス」です。 エコノミーの場合、飲料水は配られますがアルコールやドリンクは有料で、機内食も片道3000円、歯ブラシ、アイマスクなどのアメニティキットは600円で販売します。

   ケアンズ路線はもともと親会社のカンタス航空が運航。競合社はなく、搭乗率7〜8割で比較的好調でしたが、グループ内の路線再編でジェットスターへ移管が決まりました。 関西国際空港のシドニー路線も3月から同社が乗り入れています。  「セントレア−ケアンズ往復6万円」。6月から名古屋駅などの主要スポットにイメージカラーのオレンジをバックに格安を強調する同社のポスターが一斉に張り出されました。 従来より2割ほど安価。就航を表明しました昨年11月と今年4月には、期間中の予約に限って「往復2万円」の破格で売り出し、人気を集めました。  格安航空会社(ローコストキャリア、LCC)として日本に初上陸しましたオーストラリアの「ジェットスター航空」が、8月から中部国際空港ケアンズ路線に就航します。 運賃を抑える一方で機内サービスを省く手法が日本に根付くかどうか、国内航空会社や旅行業界も注目しています。

copyright (C) 2007 cme-nikkei.com all rights reserved.